季刊誌 at3号について  追記

先日、ここで雑誌atについての紹介とちょっと批判的なコメントを書いた。


いつもながら、転載がいっぱいのわかりにくい内容なのだけど、ぼくが言いたいことを的確に書いてる文章があったので、以下に抜き出しておきます。

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食糧と女性:フェミニズムの視点から
パルクブックレット7
1998年
に掲載された
「すべての人に食糧を ――食糧安全保障とエコフェミズム」
マリア・ミース
から、結語部分を引用

===

世界の食料保障を達成するための、いくつかの主要かつ必要な点を示そう。

1.商品と現金収入は永遠に成長するという経済教義を、「北」と「南」の双方で、生態系に基づく範囲における自給の原理に変えなければならない。

2.グローバルな自由貿易は、経済活動や地域の食糧生産を決定する原動力となるべきではない。その代わりに、その地方・地域の食糧ニーズを充たすことを農業活動の主な目標とすべきである。食糧分配は、地方や小規模な地域での市場で十分であると考える必要がある。また、これは食糧の「生産」と「生産条件」の整備が、食糧貿易よりももっと中心的な課題であることともつながっている。

3.これは、生産者と消費者が互いを知り、将来に向けて食糧生産の基盤となる生態系に対する責任を互いに分かちあうような地域経済が存在することを意味する。こうした地域で食糧自給を作り上げていくことが重要だ。

4.この地域経済においては、人間が中心にあるべきであり、それは経済が地域社会によってコントロールされていることを意味する。食糧の保障と安全は、利潤を目的とした多国籍企業や、国家を越えた地域貿易圏、WTOや世界銀行、IMFのような国際機関の官僚によっては保障されない。

5.すべての人びとのための食糧安全保障をめざすためには、個人的利益、グローバルな競争、物品と貨幣の永遠の成長、比較優位と「自由な制限なき積荷」、すべてのものの商品化、新しい欲望の創出といった資本家的かつ家父長的な「自由市場」の主要な価値に代えて、これまでのフォーマルな経済の中で目に見えないものにされ、過小評価されてきた価値こそが重視されなければならない。これらの価値は、他の人びとや環境への関心と配慮、協力と相互扶助、生命の保護への関心、充足感と、そして人間関係を大切にすることに根づいた「よい生活」についての新しい概念を含んでいる。こうした経済では、最大利潤を求めるのではなく、自然、女性や子ども、生命の保護が、その中心にすえられることになる。
42-3p

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同じものを先日、掲載したばかりですが、もう1回掲載したくなったのでした。


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