Letter from Jean Vanier, New Year 2008
ラルシュの創設者のジャン・バニエさんからの手紙を、ラルシュかなの家の人から転送してもらった。
一部分だけを、ぼくのすごく限定つきの英語力で日本語にしてみた。(というわけで、ぜったい、信用しないで下さい。)最初に英文を、つぎにぼくのいいかげんな訳を、そして、最後にそれへのコメント。
For many parents their child’s disability can appear to be a disaster. For many people in our world life can appear to be a disaster. What does it take for a disaster to become a blessing? Isn’t this the question that we can all ask ourselves? How can we help to build communities that can become a source of blessing for those who feel they are living a disaster?
We hear more and more about the disasters that risk affecting our earth: environmental and climatic, terrorism and wars. Apparently, these risks are increasing with the industrial development of China and India and many other countries that want to make up for lost time as regards their economy. They are going to need a lot of petrol (China is currently creating 40 new airports!) and all of this petrol is going to create more and more carbon dioxide…there is a sort of mad race for development which risks taking humanity towards the greatest crisis it has ever known… is this a disaster?
Helene Elsida, a professor in economy and theology, said in a recent public conference that this crisis could be a great opportunity for humanity! This disaster could become a blessing. The race for 《 more 》: more energy, more money, more power, more competition, more production, will, according to her, “head us straight for disaster. The solution is not to seek “less”: less production, lower salaries etc., but to find together new solutions for
humanity. We don’t know what these solutions will be. They will not be decided in advance by a few of the powers-that-be. They will be something totally new. They will be the fruit of a dialogue where each person will not attempt to defend their own interests but whose sole purpose will be to find what is best for humanity. Together, not through competition or struggle, but through joint dialogue and research, we will find the solutions…peaceful solutions.
And this solution will imply less speed and mobility and more interiority: less consumption and more relationships; less technology and more humanity; less dissipation and more unity; less competitiveness and more community; less individualism and more sharing and living together.
多くの両親にとって、子どもの障害は災いと感じられることもあるでしょう。多くの人々にとって、私たちの世界のいのちも災いであると感じられることもあるでしょう。どうしたら、この災いを祝福にすることができるでしょうか。これは私たち自身が問われている問題ですか?どうしたら、災いを生きていると感じているような人々が祝福されていると感じるようなコミュニティを作るのを手伝うことができるでしょう?
地球に影響する災いのニュースがどんどん増えています。・・・中略・・・。開発をめざす、ある種の狂気のレースがあります。その開発とは、人間性を今まで聞いたこともなかったような大きな危機に陥れるようなものです。…これが災いですか。
経済学とキリスト教神学の教授のHelene Elsidaは最近、会議で、この危機は人間性のためのとてもいい機会だといいます。この災いを祝福に変えることができるはずです。「もっと、もっと」というレース、つまり、もっとエネルギーを、もっとお金を、もっと力を、もっと競争を、もっと生産を、彼女によると、それがまっすぐ破滅に導くのです。解決策は「もっと少なく」ということではありません。つまり、もっと少ない生産、もっと少ない給料をetc. そうではなくて、人間性のための新しい解決策をともに見出すことが大切なのです。私たちはその解決策がどんなものになるかわかりません。その解決策を a few of the powers-that-be によって前もって決めることはできないでしょう。そしてそれはまったく新しいものであるはずです。それは自分たちのだけの利益を守ろうとするのではなく、人間性にとって何がベストなのかという唯一の目標を求める人たちの対話の果実なのでしょう。それは競争や闘争を通して実現されるのではなく、対話や研究を通して、私たちは解決策を見つけることができるはずです。・・・平和な解決策を。
そして、その解決策はスローで内面を重視するもので、消費は少なくなるが関係性はより深いもので、テクノロジーよりも人間性を重視し、気晴らしのための浪費よりも一つになることを、競争よりもコミュニティを、個人主義よりもともに生きることの分かちあいを大切にするものになるでしょう。
====
ぼくの立場としては、解決策を求めるための「闘争」はやっぱり必要なんじゃないかと思うんだけど。そこを除けば、基本的にはその通りだと思う。
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We hear more and more about the disasters that risk affecting our earth: environmental and climatic, terrorism and wars. Apparently, these risks are increasing with the industrial development of China and India and many other countries that want to make up for lost time as regards their economy. They are going to need a lot of petrol (China is currently creating 40 new airports!) and all of this petrol is going to create more and more carbon dioxide…there is a sort of mad race for development which risks taking humanity towards the greatest crisis it has ever known… is this a disaster?
Helene Elsida, a professor in economy and theology, said in a recent public conference that this crisis could be a great opportunity for humanity! This disaster could become a blessing. The race for 《 more 》: more energy, more money, more power, more competition, more production, will, according to her, “head us straight for disaster. The solution is not to seek “less”: less production, lower salaries etc., but to find together new solutions for
humanity. We don’t know what these solutions will be. They will not be decided in advance by a few of the powers-that-be. They will be something totally new. They will be the fruit of a dialogue where each person will not attempt to defend their own interests but whose sole purpose will be to find what is best for humanity. Together, not through competition or struggle, but through joint dialogue and research, we will find the solutions…peaceful solutions.
And this solution will imply less speed and mobility and more interiority: less consumption and more relationships; less technology and more humanity; less dissipation and more unity; less competitiveness and more community; less individualism and more sharing and living together.
多くの両親にとって、子どもの障害は災いと感じられることもあるでしょう。多くの人々にとって、私たちの世界のいのちも災いであると感じられることもあるでしょう。どうしたら、この災いを祝福にすることができるでしょうか。これは私たち自身が問われている問題ですか?どうしたら、災いを生きていると感じているような人々が祝福されていると感じるようなコミュニティを作るのを手伝うことができるでしょう?
地球に影響する災いのニュースがどんどん増えています。・・・中略・・・。開発をめざす、ある種の狂気のレースがあります。その開発とは、人間性を今まで聞いたこともなかったような大きな危機に陥れるようなものです。…これが災いですか。
経済学とキリスト教神学の教授のHelene Elsidaは最近、会議で、この危機は人間性のためのとてもいい機会だといいます。この災いを祝福に変えることができるはずです。「もっと、もっと」というレース、つまり、もっとエネルギーを、もっとお金を、もっと力を、もっと競争を、もっと生産を、彼女によると、それがまっすぐ破滅に導くのです。解決策は「もっと少なく」ということではありません。つまり、もっと少ない生産、もっと少ない給料をetc. そうではなくて、人間性のための新しい解決策をともに見出すことが大切なのです。私たちはその解決策がどんなものになるかわかりません。その解決策を a few of the powers-that-be によって前もって決めることはできないでしょう。そしてそれはまったく新しいものであるはずです。それは自分たちのだけの利益を守ろうとするのではなく、人間性にとって何がベストなのかという唯一の目標を求める人たちの対話の果実なのでしょう。それは競争や闘争を通して実現されるのではなく、対話や研究を通して、私たちは解決策を見つけることができるはずです。・・・平和な解決策を。
そして、その解決策はスローで内面を重視するもので、消費は少なくなるが関係性はより深いもので、テクノロジーよりも人間性を重視し、気晴らしのための浪費よりも一つになることを、競争よりもコミュニティを、個人主義よりもともに生きることの分かちあいを大切にするものになるでしょう。
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ぼくの立場としては、解決策を求めるための「闘争」はやっぱり必要なんじゃないかと思うんだけど。そこを除けば、基本的にはその通りだと思う。
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