『こうじゃない世界はありえる!』そしてTATA
話には聞いていて、ずっと気になっていた「うさぎ!」(小沢健二著)11話の
"Another World is Possible"の訳語の話
今日、気流舎で購入してやっと読んだ。
(下北沢の気流舎にはこれが掲載されてる「子どもと昔話」まだ残ってます。)
で、その部分だけ、まず紹介
「そういえば、絵本の国に行った時に気がついたんだけど…」とクィル。「ティーナ TINA(There Is No Alternative 、つまり『対案はない』『こうじゃない世の中はありえない』というムードに怒った世界中の人たちが、対抗して『こうじゃない世の中はありえる!』って言い始めた。帝国語で言うと、Another World is Possible だ。今みたいじゃない世の中もありえるよ、っていう意味。」「ところでそれが、絵本の国では『もうひとつの世界は可能だ』って訳されて、使われてるらしいんだ。あたしの友人たちも使ってるから言いにくいんだけど、これはまずいと思うんだ。」「語学の試験だったら、『もうひとつの世界』と訳しても丸をもらえる。けれど『こうじゃない世界はありえる!』という言葉は、文脈の中にある。ティーナに対して、つまり『こうじゃない世界は不可能なんです。この世界は、仕方ないんです』に対して、『可能だよ!』『仕方なくないよ!』と反撃した、そういう言葉だ。他の可能性はある。いくつもある。この世界を変えることはできる。そういう言葉だ。」「ところが、『もう一つの世界は可能だ』と訳すと、この世界はほっといて、『もうひとつの、別の世界をつくろう』みたいに聞こえる。それはまずいと思うんだ。」「人びとは、『他にやり方はない』と言われて、『他にやり方はある!』と、真っ向から言い返した。それは、『もうひとつの世界をつくる』なんて、逃げ腰の姿勢じゃない。他の可能性はいくつもある。この世界を変えることはできる。」「世界はひとつしかない。この世界しかない。『もうひとつの世界』なんて、情けないよ。言いづらいんだけど…。」「こうじゃない世界はありえる。対案はある。うん」黒い髪の女の子が、クィルの目を見て、笑いかけます。クィルが言います。「対案はあるんだ。いくつもある。『こうじゃない世界』運動の人たちは、ティーナじゃなくて、タータTATAだって言っていた。『対案は何千もある There Are Thousands of Alternatives 』って。」
そう言われてみたら、そうだと思う。
そう、まさに「じゃなかしゃば」はあるってことなわけだ。
(ピープルズプラン21の水俣宣言のとおりに)
このスローガンをたくさん使ってきたattacにもWSFの日本の運動にも少し関わってきたひとりとして、ちょっと紹介してみよう。いまからでも変えるのは遅くないと思う。バナーつくりかえるのはお金かかるけど・・・。ま、なんとかなるんじゃないかな?
っていうか、影響されやすい奴>ぼく
この記事へのコメント
あわててました。