レディオヘッドのミュージックビデオ

とりあえず、このビデオを見て欲しい。


(ただし、ここからでなく、以下のMTVのサイトから入って見ると、youtubeのノイジーな画面を見なくてすむ  http://www.mtvjapan.com/special/exit/  )



ぼくたちはこんな世界に住んでいる。

左側の世界と右側の世界。


右側に栄養不足で殺される子どもを入れることもできる。


これはMTVの人身取引のキャンペーンの一環。



この実態は知るべきだと思う。そう意味ではとても評価できるキャンペーンではある。



しかし、ここに決定的に欠落している観点があると思う。どうして、人身取引の被害にあわなければならないのか。それは単に悪い業者がいて、悪い消費者がいるからではない。


確かにこの人身取引の業者を摘発することは必要だろう。彼らを罰することに異論はない。


しかし、どうして被害者にされた彼女や彼は人身取引の被害にあわざるを得なかったのか。そういう仕事を選ぶことを背景で強制したのは北と南の構造ではないのか。ぼくが欠落していると思うのはその構造を問題にする視点。80%の資源を20%の人間が消費しているという構造がある。20%の世界では飽食が問題であり、80%の世界では飢餓が問題になる。いまや北と南は国ではわけられない。南は北の中にもあり、北は南の中にもある。


そこを変えることをネグレクトして、人身取引だけを問題にしても、だめだと思う。


そう、こういうときに言いたいスローガンがある。

「こうじゃない世界はありえる!」


ぼくたちはこうじゃない世界を選べるはずだし、そういう取り組みは世界各地で始まっている。


それは政府やえらい人にお願いすることではないはずだ。

この記事へのコメント

  • こはる

    はじめまして。
    このMV、インドネシアでみました。MTVの今年のテーマにぴったりですよね。
    でも、私も「なんでこうなるのか」が分からないでこのMVだけを観ると誤解を生みそうだなと思っていました。

    そのあたりも含めて発信していきたいと思いました!

    個人的には2月のMTVのCMはもっと衝撃的でした。
    2008年05月29日 21:24
  • tu-ta

    こはるさん、コメントありがとう。

    インドネシアで何を??インドネシア関係者の友だちが何人かいるので・・。

    んで、「そのあたりも含めて発信」とのこと。
    発信したら、教えてください。

    んで、「2月のMTVのCM」はもう見ることができないんでしょうか?
    2008年05月31日 11:19
  • こはる

    インドネシアには、ボランティアをしているNGOの関係で行きました。
    スラウェシの山奥のものすごい田舎でしたが、市街のホテルはMTV観れるんです。
    市街の発展の様子にはすごく驚きました。
    スラウェシの西の方の街なのに、山形駅や青森駅より活気に溢れてましたー。

    今私は大学生で、開発教育や国際情勢の勉強会などに関わっているのですが、
    CSRに興味をもつ大学生はすごく多くても、
    企業がどうしてCSRに取り組むようになったのかまで勉強する人は私の周りにはあまりいないので
    児童労働・プランテーションについて勉強する機会を作ろうと勉強会主催の先生と話し合いました。
    昨年に一度問題になったGAPの児童労働発覚の時期にCNNの英文記事を紹介したところ、
    「ほえ?」って反応が多かったので・・・。

    なのでそのうち小さな場でも発信できるかと・・・笑
    2月のMTVのCMはなかなか見つかりませぬ。
    見つかったらお知らせ致しますね。
    2008年06月09日 01:57

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