右翼の標的にされる危険 ~ 5/3放送「天皇と憲法」~(NHK)
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Date: Fri, 1 May 2009 14:04:46 +0900
Subject: 右翼の標的にされる危険 ~ 5/3 放送「天皇と憲法」~
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放送を語る会 **です。
昨夜、私たちの会の運営委員会で議論になり急遽まとめたものです。
(突然の長文お許しください)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
NHKスペシャル「シリーズJAPANデビュー」第2回『天皇と憲法』が5月3日(日)午後9:00~10:13
総合テレビで放送されます。
共同制作に加わった関連会社役員会では、「右翼などの標的にされる危険性なしとしない」と警告が出され、電話や担当者に面会を求めてくる場合などに備えてすでに対策が講じられていると伝えられています。問い合わせ電話はNHK本体に回すことや万が一担当者が面会をする場合を想定し、直通電話やメールアドレスをはずし、プロジェクトJAPANの一員としてのNHKの代表番号のみの名刺を作るなど。
「天皇と憲法」の内容は以下のように予告されています。 「日本が近代国家の骨格とも言うべき憲法を定めてから120年。憲法起草者の井上毅が残した6,000点を越える資料、ドイツなど諸外国に残された資料を掘り起こしどのように大日本帝国憲法が制定されたかを分析。さらに政党政治の自滅と天皇絶対主義の国対論の激流をこれまで紹介されていない資料によって描き、大日本帝国憲法下の政治体制がどのように崩壊したかを検証していく」
4月から放送が開始されたこのシリーズを制作する「プロジェクトJAPAN」設置のきっかけは、海老沢元NHK会長の置き土産・「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作)のドラマ化だったと伝えられています。しかしその後の議論で、「坂の上の雲」を核としながらも「司馬史観」のみでなくドラマの背景をきちんと伝えるべきであると「日本の近現代史を多角的に描くドキュメンタリー」を企画、その分野の経験豊富なディレクターもプロジェクトに加えられたと聞いています。この企画の深まりにはNHKの見識が感じられこれから放送されるシリーズへの期待を抱かせるものです。
しかし、4月に放送された2本の番組は早くも右翼からの激しい攻撃に晒されました。
「プロローグ戦争と平和の150年」(4日放送)に対しては、「憲法9条擁護に偏向している」「反日的である」との声が数多く寄せられ、制作現場からは「視聴者の意見は『賛』『否』真っ二つだった」と報告されています。
シリーズ「JAPANデビュー」第1回『アジアの一等国』(5日放送)に対してはさらに激しい攻撃が加えられました。「親日的といわれる台湾人に対する侮辱」などの声がNHKに殺到しました。番組でインタビューに応じた台湾在住の人々を調べ上げた右派が、「本当にあんなことを言ったのか!」などとしつこく電話するような攻撃も台湾現地に押し寄せていると聞きます。
ご存知のように右派メディアからの攻撃も展開されています。
一面トップに「激怒NHK『偏向番組』」と報じた「夕刊フジ」(4/20)、「歴史歪曲と台湾人が激怒したNHK『超偏向』番組」(「週刊新潮」4/23)など。
「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」「日本李登輝友の会」などの質問書や抗議声明提出の動きも伝えられています。
現在の事態は、プロジェクトJAPANのこれから放送されるドキュメンタリー番組をはさんで、右翼保守勢力と視聴者・市民の間で激しい綱引きが展開されているというのが率直な感想です。
いま私たちにできるあらゆる手段で、NHKや制作現場がこうした攻撃にひるむことなく毅然として自主・自律を貫いた制作をつづけるよう励ますことが私たちに求められていると思います。
私たちが「放送フォーラム」に招いたNHK現職プロデューサーが、「視聴者からの反響が100件を越えることが再放送枠獲得の目安」と語っていたことを思い出します。
5月3日に放送される「天皇と憲法」を多くのみなさんがモニターし、意見や感想を伝え番組制作者をはげますよう呼びかけたいと思います。
<意見・感想のあて先>
(メール)
NHKオンライン→ドキュメンタリー/教養「NHKスペシャル」
→感想・問い合わせ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090503.html
(FAX) 03-5453-4000
(手紙) 〒150-8001 NHK放送センター
NHKスペシャル『天皇と憲法』担当者行
(電話) 視聴者コールセンター 0570-066-066
または044-871-8100
===転載ここまで===
コメント、書こうと思ったけどとくに書くことはない。
「歴史修正主義者」の言論への暴力を許さない取り組みは必要だと思う。
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NHKスペシャル「シリーズJAPANデビュー」第2回『天皇と憲法』が5月3日(日)午後9:00~10:13
総合テレビで放送されます。
共同制作に加わった関連会社役員会では、「右翼などの標的にされる危険性なしとしない」と警告が出され、電話や担当者に面会を求めてくる場合などに備えてすでに対策が講じられていると伝えられています。問い合わせ電話はNHK本体に回すことや万が一担当者が面会をする場合を想定し、直通電話やメールアドレスをはずし、プロジェクトJAPANの一員としてのNHKの代表番号のみの名刺を作るなど。
「天皇と憲法」の内容は以下のように予告されています。 「日本が近代国家の骨格とも言うべき憲法を定めてから120年。憲法起草者の井上毅が残した6,000点を越える資料、ドイツなど諸外国に残された資料を掘り起こしどのように大日本帝国憲法が制定されたかを分析。さらに政党政治の自滅と天皇絶対主義の国対論の激流をこれまで紹介されていない資料によって描き、大日本帝国憲法下の政治体制がどのように崩壊したかを検証していく」
4月から放送が開始されたこのシリーズを制作する「プロジェクトJAPAN」設置のきっかけは、海老沢元NHK会長の置き土産・「坂の上の雲」(司馬遼太郎原作)のドラマ化だったと伝えられています。しかしその後の議論で、「坂の上の雲」を核としながらも「司馬史観」のみでなくドラマの背景をきちんと伝えるべきであると「日本の近現代史を多角的に描くドキュメンタリー」を企画、その分野の経験豊富なディレクターもプロジェクトに加えられたと聞いています。この企画の深まりにはNHKの見識が感じられこれから放送されるシリーズへの期待を抱かせるものです。
しかし、4月に放送された2本の番組は早くも右翼からの激しい攻撃に晒されました。
「プロローグ戦争と平和の150年」(4日放送)に対しては、「憲法9条擁護に偏向している」「反日的である」との声が数多く寄せられ、制作現場からは「視聴者の意見は『賛』『否』真っ二つだった」と報告されています。
シリーズ「JAPANデビュー」第1回『アジアの一等国』(5日放送)に対してはさらに激しい攻撃が加えられました。「親日的といわれる台湾人に対する侮辱」などの声がNHKに殺到しました。番組でインタビューに応じた台湾在住の人々を調べ上げた右派が、「本当にあんなことを言ったのか!」などとしつこく電話するような攻撃も台湾現地に押し寄せていると聞きます。
ご存知のように右派メディアからの攻撃も展開されています。
一面トップに「激怒NHK『偏向番組』」と報じた「夕刊フジ」(4/20)、「歴史歪曲と台湾人が激怒したNHK『超偏向』番組」(「週刊新潮」4/23)など。
「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」「日本李登輝友の会」などの質問書や抗議声明提出の動きも伝えられています。
現在の事態は、プロジェクトJAPANのこれから放送されるドキュメンタリー番組をはさんで、右翼保守勢力と視聴者・市民の間で激しい綱引きが展開されているというのが率直な感想です。
いま私たちにできるあらゆる手段で、NHKや制作現場がこうした攻撃にひるむことなく毅然として自主・自律を貫いた制作をつづけるよう励ますことが私たちに求められていると思います。
私たちが「放送フォーラム」に招いたNHK現職プロデューサーが、「視聴者からの反響が100件を越えることが再放送枠獲得の目安」と語っていたことを思い出します。
5月3日に放送される「天皇と憲法」を多くのみなさんがモニターし、意見や感想を伝え番組制作者をはげますよう呼びかけたいと思います。
<意見・感想のあて先>
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→感想・問い合わせ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090503.html
(FAX) 03-5453-4000
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NHKスペシャル『天皇と憲法』担当者行
(電話) 視聴者コールセンター 0570-066-066
または044-871-8100
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この記事へのコメント
演出家やプロデューサーが政治的意図や政治的アプローチをしたいのであれば、新たな物語を作るべきです。
最近のNHK の番組は本当にひどい物があります。
右左のイデオロギーではなく、存在しない物をあたかも歴史的事実であるかのごとく、ナレーションと細切れのインタビューとで捏造しています。
特にJAPANデビューは最悪でした。
「日台戦争」などという言葉は存在しないし、台湾人は漢民族だと意識している人は外省人だけです。少なくともあの番組でインタビューを受けていた人は皆「私は漢民族だ」と考えている人は一人もいない事は、後の調査でわかっています。
明らかにおかしい物は、右左関係なく間違っていると指摘するべきです。
この対立の構図はおかしいです。
視聴者・市民の間でも激論を呼んでいるとしたほうが状況認識としては正しいと思います。