「都立高校改革推進計画・新実施計画(案)」の骨子に対する意見
あと37分という段階であわててバブコメを書いて出しました。
参照
https://tu-ta.seesaa.net/article/201512article_4.html
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「都立高校改革推進計画・新実施計画(案)」の骨子に対する意見
1 あなたについて、次のいずれかに○を付けてください。
ケ その他(個人・団体)
2 あなたの意見が、「都立高校改革推進計画・新実施計画(案)の骨子」のどの部分に関するものかが分かるよう、関係するページを御記入の上、意見をお書きください。
【25ページ】
Ⅱ‐3 定時制課程・通信制課程の改善
の【現状と課題】で夜間定時制課程について以下のように記載されています。
そして、小山台における外国にルーツを持つ学生の受け入れや独自カリキュラムの、外国出自というだけではない障害分野にまで視野を広げた多文化共生に対応した教育、あるいは地域の多文化共生をとりくむ団体を学校運営協議会に呼ぶといった取り組み、それらは職業教育にもつながるものでしたが、それらの取り組みに対するリスペクトが全く欠けているのも残念といわざるを得ません。そのような先進的な取り組みの芽を摘んでしまうような案ではないかと危惧しています。
この改革案で、例えば外国にルーツを持つ生徒たちの学習は具体的に、どの学校でどのように保証されるのでしょうか。小山台で学ぶそれらの生徒の多くは東京南部の在住ですが、一橋は遠くて通うのが困難という生徒もいるのではないでしょうか?
そのような身近な国際化を体現していたのが小山台での取り組みだと思うのですが、この計画で「国際化」が華々しく強調されているにもかかわらず、具体的に準備されている閉課程の案は、それと逆行するのではないかという感を抱かざるを得ないおのとなっています。
以上の理由から、この「都立高校改革推進計画・新実施計画(案)」に反対し、その見直しを強く求めたいと思います。
これらを再度、ご確認いただければ、この豊かな取り組みを継承する大切さは理解していただけるものと確信しています。
参照
https://tu-ta.seesaa.net/article/201512article_4.html
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「都立高校改革推進計画・新実施計画(案)」の骨子に対する意見
1 あなたについて、次のいずれかに○を付けてください。
ケ その他(個人・団体)
2 あなたの意見が、「都立高校改革推進計画・新実施計画(案)の骨子」のどの部分に関するものかが分かるよう、関係するページを御記入の上、意見をお書きください。
【25ページ】
Ⅱ‐3 定時制課程・通信制課程の改善
の【現状と課題】で夜間定時制課程について以下のように記載されています。
夜間定時制課程は、設立当初に想定されていた勤労青少年の生徒は減少の一途をたどり、多様な生徒が在籍するようになっており、それぞれの状況に応じた指導を行う必要が生じています。また、全日制・定時制併置校には、施設の共用による利用上の時間的制約があり、定時制課程・全日制課程双方にとって十分な指導時間が確保できない状況があります。さらに、社会状況の変化や勤労青少年の生徒の減少に伴い、働きながら高校の夜間定時制課程において学ぶ生徒のための給食について、その在り方の検討が必要となっています。それを受けて、【取組の方向】として、定時制課程の改善のなかで、チャレンジスクールや昼夜間定時制高校を拡充するとしながら、「近隣の夜間定時制課程を閉課程し、全日制・定時制併置校が抱える様々な制約を解消し、都立高校全体の教育環境の向上を図ります」として、夜間定時制課程の閉過程の予定が出され、それに変わるものとして、「既存のチャレンジスクール・昼夜間定時制 高校のⅢ部(夜間)の規模を拡大し、夜間の時間帯における学習ニーズに対応」とあるものの、具体的に例えば小山台や雪谷のある東京南部には代替校はありませんし、記載されている学校でも、どの程度の拡大がなされるか明記されていません。
そして、小山台における外国にルーツを持つ学生の受け入れや独自カリキュラムの、外国出自というだけではない障害分野にまで視野を広げた多文化共生に対応した教育、あるいは地域の多文化共生をとりくむ団体を学校運営協議会に呼ぶといった取り組み、それらは職業教育にもつながるものでしたが、それらの取り組みに対するリスペクトが全く欠けているのも残念といわざるを得ません。そのような先進的な取り組みの芽を摘んでしまうような案ではないかと危惧しています。
この改革案で、例えば外国にルーツを持つ生徒たちの学習は具体的に、どの学校でどのように保証されるのでしょうか。小山台で学ぶそれらの生徒の多くは東京南部の在住ですが、一橋は遠くて通うのが困難という生徒もいるのではないでしょうか?
そのような身近な国際化を体現していたのが小山台での取り組みだと思うのですが、この計画で「国際化」が華々しく強調されているにもかかわらず、具体的に準備されている閉課程の案は、それと逆行するのではないかという感を抱かざるを得ないおのとなっています。
以上の理由から、この「都立高校改革推進計画・新実施計画(案)」に反対し、その見直しを強く求めたいと思います。
教育委員会に向けたパブコメであえていうまでもない話ですが、などでも報告されています。
小山台での先進的な取り組みは
http://www.koyamadai-h.metro.tokyo.jp/cms/html/entry/81/26.html
や
http://www.koyamadai-h.metro.tokyo.jp/cms/html/entry/81/file131.pdf
にありますし、
・都立小山台高校定時制・市民科「共に生きる」の授業実践記録
「多文化共生社会における市民性教育に関する研究プロジェクト」報告書、
東京学芸大学国際教育センター、2015年3月。
・佐久間孝正「高等学校 未来の学校を映す定時制」『多国籍化する日本の学
校 教育グローバル化の衝撃』勁草書房、2015年11月。
・角田仁「都立高校での多文化共生と市民性教育の実践」、特集・解放教育
「被差別マイノリティの子どもたち partⅡ」、『部落解放』716号、2015年
10月、解放出版社。
これらを再度、ご確認いただければ、この豊かな取り組みを継承する大切さは理解していただけるものと確信しています。
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