5月30日PM たこの木連続講座「強度行動障害を抱く知的当事者の自立生活支援」

下記のイベントの準備にかかわっています。
~~~
日 時:2021年5月30日(日)13:30~17:00
場 所:ZOOMを使ってのオンライン上
テーマ:「強度行動障害を抱く知的当事者の自立生活支援」
内 容:第1部
 講師 
  吉川 徹 氏
 (愛知県医療療育総合センター中央病院子どもの心科部長)
  渡邊 琢 氏
 (JCIL事務局長・日本自立生活センター自立支援事業所介助コーディネーター)
   第2部
    「第1部」を実践に活かすために
※自立生活支援の現場で起こる支援者たちの課題解決に向けて
   ・指定質問 3名
   ・参加者との質疑応答
申込方法
 ・締切:2021年5月25日(火)
 ・Takonoki@dream.jpメールにて(アドレスを半角にしてください)
   件名「たこの木連続講座申込」
   本文
(必須)
 氏名・メールアドレス・住所(区市町村名まででも可)・電話番号
(任意)所属団体等・申込動機・聞いてみたい事 他
参加費:無料(通信料等は参加者負担)
その他:申し込まれた方には、参加方法や資料等をメールでお送りします。



岩橋さんの紹介文
~~~
「2020年度たこの木連続講座実行委員の呼びかけ」に応えてくれた皆さん。その熱い想いと各々目の前に現れる当事者たちと関わり中で生まれる課題。一つの議題を巡り話し始めると いくら時間があっても足りないまとまらない会議が続き(まとめられない私の能力のなさが大きいですけど)、時は既に2021年度となってしまいました。

当初の呼びかけから2月に開かれたプレイベントを介し、連続講座を具体的に企画しなければならないという気概はあるのですが・・・

今月の実行委員会では「連続講座のテーマ設定」やら「今年度の開催予定」やらを決めようと思っていたのですが、結局は先月号でお伝えした「5月30日に講座を開催」という目標に則し、とにもかくにも第1回目のテーマと依頼したい講師を決め、講師を引き受けてもらえたら具体的な中身を改めて出し合うという泥縄状態となっています。

とは言え、その後講師のお二人も快く引き受けていただけて、とりあえずの案内を出すことができました。

事柄の重さや大きさ故に答えの出ない事ばかりなのですが、「最後は何とかしていく」という「たこの木らしい」展開に、実行委員会の皆さんを迷宮へと導いている感を一人抱いています。(講師を引き受けてくださる方々も巻き込んでしまってますが・・・汗;)

という事で、仮題ではありますが「強度行動障害を抱く知的当事者の自立生活支援」というテーマで第1回「2021年度たこの木連続講座」を開催します。ぜひお申し込みください。

今回取り上げたテーマは、正にたこの木周辺で起こっている課題解決に向け、とにもかくにも何らかの手掛かりが欲しいという想いで設定しました。

当事者の暮らしも支援も止めることができない中で現れる「強度行動障害」という事象。

起こす当事者もそれを引き受ける支援者たちも多くの混乱の中で傷つき合い、その深さ故に 現場を離れざるを得なくなる人が現れる。支援者の数が減ればその分残された人たちが担う支援の量は増えるも人の数は増えず、一人一人にかかる負担はさらに大きくなる。その事を誰もが知っている分、抜けるに抜けれないという気持ちを抱える人もいれば、自分自身を鼓舞するために発する言葉が他者を責めてしまうという事につながっていたりもする。とどのつまり 起こる出来事に余裕を失い、余裕がなくなる事で、ますます事態を悪化させてしまうという循環が現場では起こっています。

 「それでも関わり続けよう」とする当事者と支援者たち。この先も関わり続けられるためのヒントになるような内容にしたい。でも、この先どころではない今ある想いを何とかしなければ、先の話なんて聞けない。

 という事で、今回は吉川さんからはその道の専門からの話を伺い、渡邊さんからは実際の現場の中で描く想いや関わり続けようとする想いを伺い、そして、お二人の話を単に頭で理解するに留まらず、私たちの現場で起こる事柄の解決に活かすためのヒントとなるような 講座にしていきたいと願っています。

周囲を見渡せば、「それほどの当事者が地域で自立生活をするなんて無理」と一蹴されてしまう事に懸命に関わり続ける人々がそれでも次をつなげていくための講座。ますますニッチでマニアックな講座になるかもしれませんが、関心のある方はぜひお申込みいただければ、参加する方々とともに考える機会とし、混沌とする現場が拓けるヒントになればと願っています。
岩橋
「一つの議題を巡り話し始めると いくら時間があっても足りないまとまらない会議」楽しいです(鶴田)

渡邊さんが行動障害について書いているものに関するちょっとした感想

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック