ぼくの家にある掃除ロボット ルンバの特殊な学習能力について

以下は、ぼくの家の古い型のルンバについての話


ぼくの家には、知り合いが使わないからと、もらった古い型の掃除ロボットルンバがある。

知っている人には有名な話だが、このルンバ、人殺しロボット技術を転用したもの。

その話は以下に記載されている。

https://newswitch.jp/p/3929

上記の記事(2016年と少し古い)によると、

掃除ロボットのルンバを開発したアイロボットが有名だ。地雷除去から無人での攻撃ができるロボット、それから、救護用のロボットまで幅広い軍事関連ロボットの開発を行っている。

 民生用のルンバに資源を集約するために、軍事部門の売却を検討しているということだが、技術のコアが軍事用技術から派生したのは明らかである

とのこと。


というわけで、そのような軍事産業のロボットを忌避する不買運動もあり、まあ、当然の不買運動だと思うが、買ってはいないので「いいか」と思って使っている。

このiRobot(アイロボット)社のルンバがどうも掃除という目的とは違う方向に学習する能力が優れていると思えてならない働きをしている。

 こいつがこんなに優れたAIが搭載されているのかとびっくりするくらい掃除嫌いのぼくの気持ちをとてもよく学習しているのだ。そして、作業効率の悪さもぼくから学習しているようだ。ただ、ぼくと違うのは、とりあえず、1時間程度は、同じコースを何度も行ったり来たりしながら、ゴミのある場所は巧みに避けながら、しかし、愚痴は言わずに働き続けていること。あと、ぼくと違うところは、仕事を早めに終わらせ、自分の充電器に戻らせようとしても、なかなか戻らず、充電器の前でぐずぐず行ったり来たりしながら仕事を続けるところだ。


ともあれ、ぼくが感心した、すぐれたこのルンバのAIのさぼる学習能力は以下。

・大きなゴミは拒否(これはAIじゃなくて、物理的な機能じゃないかという話もあるが)

・目に付くような大きさのゴミについて、このまままっすぐ行けば吸うだろうな、と思っていると、少なくない確率でその手前で曲がって、ゴミを忌避

・自分が吸える大きさのゴミがたくさん落ちている方向にはなかなか行こうとしない

・自分から電気コードなどにからみに行って、仕事をさぼる

ただ、どこでぼくの行為を見て、学習しているのかはわからない。


そして、以下のように誰かのASDの要素も学習しているようだ。これはぼく学習させたわけではないと思う。

・何にこだわっているのか、理由はわからないのだが同じ場所にいたがって、何度も同じ場所を行ったり来たりする
・狭い場所に入り込んでなかなか出てこない

ぼくとしては、普通に掃除してくれれば助かるのだが、このルンバのAI、進化しすぎているように思う。掃除の能力を超えて、さぼる能力をより学習しているように思えてならない。

こういう人間臭さに少し惹かれてしまうのだが、人殺し軍事技術を開発している企業の技術が転用されていることは忘れないでおこうと思う。上記の2016年の記事では「民生用のルンバに資源を集約するために、軍事部門の売却を検討している」とのことだが、iRobot(アイロボット)社が現在どうなっているのか、ぼくは知らない。

追記
iRobot(アイロボット)社の戦争=人殺しロボットがこんな風に人殺しも忌避してくれるといいかも。

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