【第4回たこの木連続講座準備中 アンケート調査にご協力を!】

【第4回たこの木連続講座準備中 アンケート調査にご協力を!】
現在、たこの木連続講座実行委員会では、4 回目となる講座に向けて準備中です。

自立生活支援の現場を担う人たちにとって街中のお店等の「出入り禁止(いわゆる出禁)」問題は切実です。故に、今回の講座で取り上げようと当初考えたのですが、「そのような支援の事例がどこまであるだろうか?」と疑問にぶち当たりました。

そこで、下記のような思いで皆さんが持つ経験や課題から講座の内容を組み立てていこうと考えアンケートを取る事になりました。
有意義な講座にするために、是非アンケートへのご協力をよろしくお願いします。

=====================
みなさん、
第 4 回たこの木連続講座では、 出入り禁止 いわゆる「出禁」になったケースについて取り上げ、皆さんとディスカッションしていきたいと思います。

なぜこのテーマを選んだのか。。。悩んでいるからです。
例えば A さんは、自分の思いを言葉で表現することが苦手で体で表現します。
時にそれは相手にとって暴力となり、受け入れられないものになることがあります。
暴力を受けた B さんのことを考えると、しばらく A さんには日中活動の場に来てもらわない方がいいという判断になることがあります。

「しばらく」ってどれくらいだろう。ほとぼりが冷めたらそっと来てもいいのかな。いやいや、そっと戻るなんてことはないから、また事件は起こるかもしれない。果敢にチャレンジするのか、違う場所を探すのか。。。
そもそも A さんがつい手や足がでてしまったのは、A さんのせいなのでしょうか?
誰か A さんを怒らせるようなことをしたのかも?だとしたら A さんが来られなくなるのは、おかしいのでは?
いやいや昨日家で母親と喧嘩していたって話もあって、そうだとしたら日中活動の場の責任じゃないのかもしれないし...どこに原因があったのか追求することも大事!そして、今日、今、A さんがいくところはどうしたらいいのか?...

みなさんはどうしているのでしょうか?

実行委員会では、当初街中にあるお店から「出禁」を申し渡されるケースについて取り上げようと考えていました。親御さんや家族が当事者とともに受けた経験は多々あると思いますが、この度のアンケートでは、仲間が集う居場所等や生活介護や就労 B 等の日中活動の場等の利用契約など、制度外や制度内における「出禁/契約解除」というケースを探り、各々に苦渋の選択も含め経験されてきた事や経験している事例を集め、ともに考えていきたいと思います。(そこから始めて、街中のお店については別の機会に取り上げたいと考えています)。

今回は、支援の現場や関わりの中での「出禁(又は契約解除)」に限って皆さんのご意見を伺いたいと思います。

ぜひ以下の URL のアンケートにお答えください。
皆さんのご意見をあらかじめお聞きし、講座の中でそれらをご紹介しながら、皆さんと共に議論したいと思います。 (たこの木連続講座実行委員 より)
アンケート募集期間:2022 年 3 月 20 日(日)~4 月 10 日(日)
回答方法:Google フォームより
===========================
(実行委員会会議にて)
「出入り禁止なんて許さない」とか「そのような状況を招いてはならない」と言い切ってしまうと、各々の現場や関わる人たちの苦渋の選択を責めてしまう事にならないか?あえて責められるような事を書き込むだろうか?という旨の意見が出ました。如何ともしがたい現実をお互いに出し合う事から始め、その先の関係継続の可能性を出し合いともに考える機会にしたいと願っています。

当事者の暮らしと関わる人の暮らしの双方を大切にするために、あえて「出禁は良いけど」とし、「その後」に向けた取り組みや想いの共有ができる講座にしていきたいと願っています。

そのためにも、「出禁/契約解除にしないために」でなく、各々の中にある事例から「何を考えたか」「どのように取り組んだか」や「そのような決断に至らないためにどうしているか」「どうしたら良いか」等、様々な事例や判断や想いや経験が集まれば、講座開催に向けたヒントになっていくのではないだろうかと願っています。

アンケートという形では表せない事がたくさんあると思うので、自由表記の項目を多く設けました。様々な事例や想いも書き込んでいただけると幸いです。

☆第4回たこの木連続講座は、6月初旬を予定しています。

☆第1回、第3回たこの木連続講座の模様は、只今 YouTube にて配信中!
「たこの木チャンネル」
以上、
2022 年3月 20 日発行 たこの木通信 413 号から転載

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック