『9.9滝山病院事件を地域で考える学習会』の感想アンケート 追記あり

この集会
のアンケート、送りました。忘れないようにこっちにも記録(ミスタイプ訂正)。画像も上記URLから
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 特に好きだったのは、岡本さんの問題提起。とてもわかりやすく心に沁みました。と同時に、今になって、この集会のサブタイトルについて考えています。「私たち一人ひとりになにができるか」を考えることは、それとして大切なことでもあるのですが、多くの人が望まないまま、いまでも劣悪な精神病院に送られるという社会の構造の問題でもあります。地域で障害のある人々を受け容れるよう人々の意識を変えていく取り組みとともに、その社会構造の変革のためのソーシャルアクションが求められています。どんなに重い障害があっても、病院や入所施設に送ることなく、地域で生活を続けるために、どのような地域資源が必要で、それが現在、どれだけ不足しているのかということをもっと具体的に検討していくことが必要なのだと感じました。また、長期の入院を根絶するために、入院せざるを得ない場合にも、入院の段階で退院の計画を立てるような支援が求められているのだと思います。
相原さんの話は、もう一度、ちゃんと聞いてみたいと思いました。
残念だったのは、質疑応答の進行。最初の質問だけに時間をとられて、当事者の声とか聴けなかったのは残念でした。本来であれば、当事者の声はプログラムに入れてもよかったのかもしれません。
また、ぼくが訊きたかったのは東京PSW協会の対応についてです。相原さんのツイッターでこの間の経過や公開質問、そしてそれへの回答を読んで、なぜ東京PSW協会がこのような対応をするのかわからなかったので、ホームページから質問し、回答をもらいました。その経過は https://tu-ta.seesaa.net/article/500663830.html に記録しました。しかし、東京PSW協会の返答はがっかりさせるものでした。
ともあれ、滝山病院事件で明確になった問題を、一過性のものとして終わらせるのではなく、継続して取り組むこと、少なくとも大田区からの長期入院・長期施設入所を根絶させるような継続した取り組みが問われているのだと感じました。

追記
蛇足、という感じだけど、滝山病院の問題はそれとして問題ではあるし、その問題として考えられる必要もあるが、そこにとどめず、多くの精神障害のある人が長期に入院している実態、障害のある人を地域で受け入れるキャパシティが不足していることの問題として、じゃあ、どうするかあ、もちろん人々の意識の問題もあるが、そこで終わらせるのではなく、地域で支える仕組みとして、何が必要で、何が足りていないのか、そのためにどうしたらいいのかという具体的な解決策が求められているのだと思う。

滝山病院学習会チラシ.jpg

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