「国際都市おおた」多文化共生推進プラン(素案)への意見(2024年2月6日締め切り)
先日のOCNetスタッフ意見交換会で教えてもらった。
「国際都市おおた」多文化共生推進プラン(素案)へのご意見を募集します
という話。この大田区のサイトは
https://www.city.ota.tokyo.jp/kuseijoho/publiccomment/publiccomment_bosyu/kokusai_plan.html
ここに向けて意見を書いている。締め切りは2024年2月6日(火曜日)なので、まだブラッシュアップ中。間違いなどあれば、教えてください。
「国際都市おおた」多文化共生推進プラン(素案)への意見
1、策定プロセスへの区民参加と当事者参加と公開
多文化共生の政策をしっかり前に進めるために、役所が作った案にパブコメを求めるという方法は、昔、区民の意見も聞かずに決めた頃よりは前進しているようにも思えるが、まだ不十分だと思われる。
この政策を区民と共にすすめることが求められている。そのためには、
1-1、策定段階から公開のワークショップなどを行いプランに関心を持ってもらう
1-2、その上で、案の策定についても、公募で区民や当事者である外国籍住民の参加を募り案を策定
1-3、策定した案をパブコメにかけ、そこで出されたパブコメを、公開の場で見直し、案を作り直し、策定に進める
というような丁寧なプロセスをたどることが、推進プランにいのちを持たせ、区民に受け容れられるものに、より近づくのだと考える。
大田区多文化共生推進協議会があることを、このパブリックコメント募集で知った。このような協議会があることをもっと周知し、区民により積極的に開いて参加を促すことが求められていると化案が得る。
2、ボランティアベースで行われている日本語教室への支援
例えば、OCNetではボランティアベースでいくつかの日本語教室を開催しているが、教室の確保に苦労している現状がある。使いやすい区の施設を優先的に使う仕組みが求められている。
3、外国につながるこども(と、その保護者)への支援
外国籍住民が増えるにつれて、外国につながり、日本語が不自由であったり、母文化・母言語と引き離され、不安を抱える子どもも増えていると思われる。日本語が不自由な子どもの支援はそれなりに仕組みもあるが、その仕組みを学校側が熟知していないと、使えない。また、日本語が不自由な子どもの保護者が、より日本語が不自由な場合が多く、そこへの支援が届いてないことが多いと感じる。困っていても、困っていると伝えることが困難な場合も多い。小中学校で、困難を抱えていそうなこどもやその保護者にアプローチし、公的な支援の仕組みを教えるだけでなく、民間ベースのボランティアベースの相談支援や日本語支援があることにつなげる役割を果たすべく、学校、教職員向けの研修の充実が求められる。(先日、高校生向けの日本語支援の場で、おそらく中学校でほとんど日本語学習支援を受けることができなかったと思われる事例があったと聞いた。)
また、外国につながるこどもの母語や母文化を尊重する重要性に関する研究も進んでいる。それらの研究を参考にしながら、大田区でどのようなことが可能なのか、まず検討し、実施につなげることが求められていると考える。
4、Minto Ota(おおた国際交流センター)について
せっかくできた施設をもっと有効に使える場所にして欲しい。交流に飲食はとても大切な要素であり、飲食を含む交流が可能な場所あって欲しい。とりわけ、日本語教室でのティータイムに茶菓子を食べながら日本語で会話することは学習者のモチベーションにもつながるし、会話の上達にも不可欠。そのような交流が可能な場所であって欲しい。また、外国とつながっているこどもたちが交流する場所として活用するためにも飲食が可能であることが必要だと考える。調理施設などがあれば、より交流の幅は広がるのではないか?
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