対話をベースにしたコンセンサス形成のプロセスの大切さ

多数決は最後に使う手段。
対話をベースにしたコンセンサス形成のプロセスの大切さ。
そこでの同意の深度。

この大切さが
さまざまな場面で軽視されすぎているのではないか。
もちろん、自分も例外ではない。

民主主義のベースにあるのは多数決じゃなくて対話。

政治だけじゃない
教育の場面
非営利組織の意思決定
福祉を使う場面
職場の運営
家庭や子育ての場面でも(きれいごとだけじゃすまないけど)。

合理的調整(配慮は誤訳だろう)の場面もベースにあるのは対話
オープンダイアローグが単に治療の手段ではなく、思想だというのも、そういうことなのだと思う。

そして、その中心に当事者がいるということ。

そんなことを、以下に紹介する4月28日の朝日新聞の「折々のことば」を読んで感じたのだった。

コンセンサスによって意思決定する社会では、
採決は最悪の選択になる。

(松村圭一郎)

https://digital.asahi.com/articles/DA3S15922868.html?iref=pc_rensai_long_76_article
『人類学者のレンズ』から。
鷲田さんは短い説明の結語にこんな風に書く。
まっ先に求められるのは「多数決よりも高度な政治的技量」と「対立を煽らない思慮深さ」だと。
『人類学者のレンズ』から。

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