【「いまだけ、かねだけ、じぶんだけ」というマインド】について

フェイスブックで、この番組のことを教えてもらいました。

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▽けさの“聞きたい”『「金銭的な刺激を与える政策」とは』神野直彦(東京大学名誉教授)
12月18日水曜朝7時台放送分

2分18秒くらいから (2024年12月25日(水)午前7:50配信終了https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=J8792PY43V_03_4120264
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神野さん、「金銭的な刺激を与える政策」の蔓延で「いまだけ、かねだけ、じぶんだけ」というマインドが定着してしまっているのではないかと指摘。103万円の壁をめぐる議論でも手取りがどう変わるのか、ということばかりが議論され、国民の生活を支え合うために、どのような税体系がいいのかというような議論は聞かれなくなってしまった、とのこと。

そして、税収を減らして、国債発行に頼ると流通する貨幣量が増え、インフレは抑えられず、結果として生活は厳しくなると指摘。

「いまだけ、かねだけ、じぶんだけ」のことしか考えられないという話で、ふるさと納税の景品で得をするというのも、それに近いものがあるのかもしれないと思いました。税収はおみやげ代と中間企業の利益に変わったりしてないでしょうか? まあ、えらそうなことは言えず、身近な人がそこで得たものを、おいしくいただいたりしてますが・・・(汗)。

素直に考えれば、ほんとうに税金を納めたい自治体に納めることが出来る仕組みにおみやげはいらないでしょう。自治体で政策コンテストをやって、素晴らしい政策を行ってる自治体に納税できる仕組みならいいかも。

他方で「いまだけ、かねだけ、じぶんだけ」のことしか考えられないくらいに人々の生活が追い込まれているという側面もあるのではないかと思ったのでした。っていうか、マックス・ヴェーバーも人を動かすのは利害のエンジンだって言ってますね。同時に転轍機の話もしてますが、転轍機はいつ動くのでしょう?? 神野さんの議論の是非はともかく、必要な議論がされずに、「いまだけ、かねだけ、じぶんだけ」というマインドが定着し、103万円の壁をめぐる議論でも手取りがどう変わるのか、ということばかりが議論され、国民の生活を支え合うために、どのような税体系がいいのかというような議論がなされていないというのは、確かにそのように見え、議論はもっと多角的に行われるべきなのに、そのような議論は、ぼくの眼や耳にはなかなか入ってきません。

短い話なので、聞いてもらうのが早いのですが、 https://blog.goo.ne.jp/komamasa24goo/e/2ca5a2b903229025a21a8375967779b8?st=0 にも紹介がありました。

P.S.
番組宛に、読むラジオとかで1週間を超えても、読んだり聞いたりできるようにして欲しいとリクエストした。

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