成年後見と医療同意

成年後見は医療同意を認められていないと聞いて、ChatGPTに聞いてみた。いつものことながら、「ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません」というわけで、ChatGPTよりも自分が詳しいと思う人、間違っていたり、不十分と思えるところがあったら、コメント欄で教えてください。 成年後見で医療行為への同意は出来ないとのことですが、意思確認が簡単にはできない場合、どうしたらいいですか? 大事で、しかも現場では本当によく困る論点ですよね。ご質問の前提どおり、日本の制度では成年後見人(保佐人・補助人を含む)は、原則として医療行為への「同意権」を持っていません。では、本人の意思確認が簡単にできないときに、医療はどう進めるのか——ここが実務の核心です。まず押さえておきたい考え方日本の医療は、法律上は次の原則で動いています。医療行為の同意権は 本人に専属本人が同意できない場合→ 医師が「医学的判断」と「本人の最善の利益」に基づいて決定つまり「誰かが代わりに同意する」制度設計ではないというのが大前提です。意思確認が困難な場合、実務ではどうしているか① 本人の意思を最大限「推定」する後見人や家族、支援者が果たす最も重要な役割です。過去の発言(治療や延命についてどう言っていたか)生活歴・価値観・宗教観これまでの医療への向き合い方👉 後見人は「同意者」ではなく「本人の代弁者・情報提供者」として医師に伝えます。② 医療チームが「最善の利益」を判断医師は次を総合的に考えます。治療の必要性・緊急性侵襲性・リスク…

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絶望をしっかり噛みしめること。しっかり絶望し、そのうえで・・・。

 高市政権が強行した選挙の結果が出た。この解散総選挙自体の問題も多々あるが、日本の立法府はそれを良しとしてきた。  状況はほんとうに絶望的だ。  変に期待とかせず、ちゃんと絶望することも大切だと思う。事態は明らかに悪いほうへ進む。中国との緊張関係をてこに、軍備はますます増強され、とりわけ大きな犠牲は沖縄や先島諸島に押し付けられ続ける。武器輸出の規制はさらに緩和され、日本製の武器で掘都が殺される方向へ行く道が示されている。国会でのていねいな議論が気に入らない首相は数の力で物事を推し進めようとするだろう。それがしたくて、多くの人々の苦労、とりわけ雪国の人々の苦労を意に介せずに解散をしたのだから。そんなことを許してはいけないと思うが、そうなるだろう。そのことを知っていたのかどうか、わからないが多くの国民がそれを選択したのは間違いない。  しかし、こんな絶望的な状況だからこそ、絶望的な状況であるということをしっかり認識しながら、希望を語るべきではないか、とも思う。以下、【「ほんの紹介」…『暗闇のなかの希望』(文庫版)その2  希望とは?] https://tu-ta.seesaa.net/article/504146959.htmlから~~~この 本の冒頭(第三版への序文)で著者のレベッカはこんな風に呼びかける。「あなたの敵は、もう希望はないとあなたが信じることを願っている」 変わりそうにない、こんなひどい社会をひどいものとして認識することは大切だと思う。軽々に希望を語れる状況にないということも。 …

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いまの社会を問うことなく、その枠組みのなかで共生を考えるということでいいのか。(駒井由理子)

朝日新聞の「折々のことば」にぐっときたので紹介させてもらいます。 いまの社会を問うことなく、その枠組みのなかで共生を考えるということでいいのか。 (駒井由理子)https://digital.asahi.com/articles/DA3S16396491.html  これ、すごく大切だと思ったのです。この言葉が書か入れた もとの記事は(「共生」を考える:5)このゼロでいいのか、揺さぶらないと 文化事業で実践、駒井由理子さんhttps://digital.asahi.com/articles/DA3S16376997.htmlここには、こんな風に書かれています。――「共生」という言葉を、どう考えますか? 私は、共生という言葉を軽々しく使ってはいけない、と感じています。いまの社会を問うことなく、その枠組みのなかで共生を考えるということでいいのか。共生という言葉自体を揺るがす必要があると感じます。 共生に似た言葉として、英語のソーシャル・インクルージョンがあります。インクルードする側、される側の方向を生む違和感が私にはあります。インクルージョンには、いまあるものに吸収される、迎え入れるみたいなニュアンスがあります。優しいように見えて、傲慢(ごうまん)さをはらんでいる。ほかにも、色々な言葉が提案されていますが、しっくり来る言葉が見つけられずにいます。そう、インクルージョンは現状の枠への同化ではないはず。それは排除されていた人たちの抵抗。糞みたいな現状の枠組みを揺るがすものでなければならないはず。それを…

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